日増しに秋の気配が感じられる季節となりました。
鎌倉の通り沿いでは百日紅(サルスベリ)の花がまだまだ赤く咲き誇っていますが、若宮大路の桜並木には、ちらほらと色を変えた葉も目につきます。
ひと頃の夏の暑さが感じられなくなりました。鶴岡八幡宮の源平池のほとりの藤棚の下には、日陰で一息ついている人たちの姿が見られます。彼らの視線の先を見ると、蓮の葉を背に一羽の青鷺が涼しげに水面をつついていました。パンくずを撒いている女性の姿もあれば、写真を撮っている外国人の姿もあります。青鷺の近くでは、亀がひょっこりと顔を出し、おこぼれにあずかろうとしていました。
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