これまでの活動報告

「詩とファンタジー」では、前号15号より、東日本大震災の被災地へ本誌を届ける「『手のひらを太陽に』つなごう 心と心」プロジェクトを開始いたしました。
被災した東北各県の小中学校などへの郵送による寄贈に加え、岩手県釜石市と宮城県本吉郡南三陸町を訪れ、直接現地の方々へ手渡すなど合計4,000冊を超える「詩とファンタジー」を寄贈いたしました。釜石市と南三陸町での寄贈の模様をご報告します。

釜石市

地元で活躍するラグビーチーム「釜石シーウェイブス」のみなさまにお力をお借りし、また、関東学院大学の学生たちによる絵本の朗読なども交えて、釜石市にある学童施設や保育園をたずね、子どもたちに本誌を届けました。

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南三陸町

御礼状

いち早く現地に入り災害ボランティアセンターの立ち上げに携わったNPO法人JHP・学校をつくる会(代表:小山内美江子)のスタッフのみなさまのお力をお借りし、南三陸町「平成の森」にある仮設住宅に隣接するカフェで、住民のみなさんに「詩とファンタジー」を手渡しました。

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サンタがやってきた!

御礼状
「詩とファンタジー」を被災地の子どもたちに約1500部プレゼント
また約2000部を被災地の小中学校に郵送で寄贈
今回のご協賛金金額合計:1,960,000円
寄贈部数合計:3691部
(内、2000部はかまくら春秋社提供)
昨年12月7日~9日に、東日本大震災の被災地支援プロジェクトの1つ「サンタ・プロジェクト」(主催サンタ・プロジェクト実行委員会/委員長・福原義春氏)のご協力のもと、サンタクロースと学生の手によって被災各所の幼稚園などの子どもたちに「詩とファンタジー」がプレゼントされました。
この「サンタ・プロジェクト」は東日本大震災被災地支援のために企画され、フィンランドからサンタクロースのほか、ロヴァニエミ市の合唱団一行や、民族楽器であるカンテレの奏者を招いたものです。一行は岩手県釜石市の幼稚園を皮切りに、千葉県鴨川にある知的障害者の受け入れ施設「千葉県立鴨川青年の家」あど5カ所を訪れ公演を行いました。学生たちによる絵本「フィンランドの森から」の朗読の後、サンタクロースから他のプレゼントとともに「詩とファンタジー」合計約1500部が手渡されました。
また、ご協賛金をもとに、被災地の2191の小中学校に各1部「詩とファンタジー」を寄贈いたしました。
表紙

フィンランドの森から ヘイッキはおとこの子

文・三木卓
絵・ヴィーヴィ・ケンパイネン
訳・飯田深雪
B4変形版 48ページ(オールカラー)
東日本大震災被災地支援のために特別に組まれた「サンタ・プロジェクト実行委員会」協力の絵本

概要
ヘイッキはおもい病気でした。
しばらく入院していた病院から、家に戻ると、待っていたはずのお兄さんがいません。
「にいさん、どうしたんだろう」
ともだちや、しらかばや、風の精たちの力を借りて、ちいさなおとこの子が森へお兄さんを捜しにいきます。
美しいフィンランドの森を舞台に、ちいさなおとこの子が、大きく成長していく物語です。

著者紹介
三木 卓(みき・たく)/詩人、作家、童話作家
1935年、静岡市出身。73年に小説「鶸(ひわ)」で芥川賞を受賞。童話に『ぽたぽた』『イヌのヒロシ』、日英対訳絵本『りんご』ほか。2007年、日本芸術院賞・恩賜賞受賞。

ヴィーヴィ・ケンパイネン/画家
1964年フィンランド北部の湖水地方の街、パルタモ生まれ。フィンランドの風景や動物などを題材に幻想的な世界を描く。

飯田 深雪(いいだ・みゆき)/翻訳者
横浜市出身。ボストンとサンフランシスコ郊外で英米文学と外国語教育を学び、現在英語教育に携わる。日本イギリス児童文学学会会員。
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